【他人任せではいけないイエステーション流の人材育成_パート2】

御社が10人以下の会社ならば、社長自身が社員の育成に関わらなければ上手くいかない

社長の仕事というのは、日々の動きの全部が部下の育成に通じているといっても過言ではない。直接指導はしないまでも、育成計画の確認や理解度、進捗チェック等、上司社員任せではうまくいきません。必ず要所で社長の関わりが必須です。

イエステーションでは、業界未経験の社員は3カ月間で1件の契約を取れるように育成していきます。もちろん、イエステーションのマニュアルやEラーニングを使用しながら、営業の精神(心構え)、業務知識、営業の技術の3本立てで教えていきます。教えるというよりはじめの3か月は訓練といったほうがよいかもしれません。相手を見ながら相手に合わせて教えていくことが重要です。上司がお膳立てをして、3か月で1件取らせるように完全フェローをしていきます。そこで天職かもと感じてもらうことが重要です。

一般的には2カ月目で数字がつく場合が多いです。1カ月目は同行営業である。2カ月目から上司がついていくが主として新入社員が接客し独り立ちしていきます。2カ月目から契約を取っていく。教えるしくみづくり、再現性のある計画にしていくことが大事です。またこのスピード感も重要であります。

※イエステーションでは、「仕事を教える仕組み」のない環境の会社に、社員が入ってもすくにやめる、と伝えています。逆をいえば、教える仕組みづくりができたら社員が定着するということです。

教えることを学んだマネージャーの存在が必要

営業でトップの成績を上げた管理職が教育担当として適正とは限らない

⇒管理職(教える立場の上司)に仕事の教え方を学ばせる必要があるということ

上司のマネジメントによって何が変わるのか

「仕事のやり方が変わる」

管理職のマネジメントによって仕事のやり方が変わってきます。仕事のやり方は同じように見えても結果が違います。方法、道具が違ってきます。「頑張れ」と言っている状態の会社と、道具や仕組みなど基礎的なものを準備している会社とでは全然違うということです。

マニュアルを準備して、よい場面も用意して、ミーティングをしながら進めていくのです。

「能力が変わる」

勇将の下に弱卒なし、です。厳しいようですがだめな会社にはだめな社員しか残らないともいえます。残れないのです。優秀な会社には優秀な社員が残ります。優秀な人しか残れないのです。これが一般的な状況です。ということは、経営者、社長自身が考え方と行動を変えて、教える仕組みづくりに真剣に取り組む必要があるということです。

「業績が変わる」

だめな管理職と優秀な管理職とでは結果ががらりと変わります。中小企業は経営者がすなわち管理職です。中小企業は自分がなりたい会社になれるという長所もあります。

戦略や戦術は習うことが可能ですが、マネジメントはマネすることが一番難しいといえます。自分のキャラクター、相手のキャラクターも違うためです。失敗の連続ですが、教育にはお金と時間を惜しまず、誰が入社しても、育つ組織づくりをしていきたいものです。

※イエステーションでは、教える側のマニュアルと仕事の教え方研修があります。

先読みマネジメントをせよ

1カ月が終わってから、「1カ月間何をやっていたのか」「こうやると言っていたのに、どうしてしていないのか」と言うのは後追いです。これはマネジメントの無能を証明しているようなものですね。管理者として計画を推進していないということになります。

単にチェックする人間になってしまっているともいえます。毎日、毎週、確認をして調整をしていないということになり、上司のマネジメントのやり方がダメということです。

「あれやってないぞ、このままではまずいんじゃないか」「集客が足りないのではないか」という事前調整ができないことをイエステーションでは、後追いマネジメントと呼び、良くないマネジメント方法としています。後追いマネジメントでは「なんでこんなことになったのか」と結果を怒るしかなくなり、果ては「根性ないのか」という訳の分からないことを言い出す始末です。こんなマネジメント方法はやめましょう。

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